メッセージ

あらゆる生き物は生まれた時から生まれた環境で生きていく能力を持っています。シマウマは生まれてすぐに立ち上がって歩き、魚は生まれてすぐに泳ぐことができます。そのかわり、違う環境で生まれてしまうと生きていくことができません。

人間の子どもは生まれてすぐ一人で生きていく力を持っていません。歩き回って自分でご飯を食べることも、危険から身を守ることもできません。そのかわり、時間をかけて様々な文化・言語・自然環境の中で生きていく力を身につけていきます。

幼少期というのは今はできることが少なくても、人間だけが持つ「何にでもなれる可能性」に満ちた特別で大切な時期です。空っぽの無垢な子どもたちは人間の基礎を作っていくたくさんの学びを全身全霊でスポンジの様に吸収していきます。

そんな子どもたちが安心感と肯定感に包まれて好きなことを探求できる環境を作ってあげることが、大人がしてあげられる一番の教育だと考えています。

今までの幼児教育は子どもを小さな大人と考えてきたのではないでしょうか?

少しでも早く計算ができたり、言葉を覚えたりすることばかりを重んじて、子どもたちの感覚や感じている世界に寄り添っていなかったのではないでしょうか?

人間が宇宙に行けたのは早い時期から勉強ができたからではありません。宇宙に行きたいと強く願い続けたから、その夢を実現するまで頑張ることができたのです。

他のどんな生き物にもない、自分の夢を描く力・理想に向かって進みたいと想う力。この素晴らしい力の根幹が育つ時期を子どもたちは保育園で過ごします。

好奇心や探究心が溢れ、なんでも全てを自分の力で真似し身につけていくかけがえのない時期。だからこそ「本物」に囲まれた中で興味や好きを育んでほしい。

高解像度の音響、全身で音を感じられる空間、考えつくされたデザインやアート、童話や昔話伝統的な祭りや文化的行事、昔から変わらない畑作りや田植え木や石などの自然の中にあるものの手触り。

特別な意味を持って存在し続ける確かな物を通して自分の根を伸ばしていける。

それぞれの子どもたちの視点にたって夢のような楽しい時間を一緒に過ごす。

好奇心の赴くまま、「本物」に触れる体験を通して子どもたちの身体感覚・社会性・感情・認知能力・創造性といった様々な個性の芽を育んでいく。

そんな子どもたちのための幼児教育を展開します。